はじめに
最近、「字」を書きましたか?
学生さんは、毎日のように書かれているとおもいますが、社会に出たらインターネットや携帯電話の普及でなかなか書くことが減ってきているようにおもいます。
たまに字を書くことがあっても、「読めたらいい。」とおもいがちなこともあります。
日本には、「字」を美しく書くという伝統があります。
小学生のころ誰もが書道セットを用意してもらい、学校の授業で「習字」を教えてもらいました。
子どものころのお稽古でも、「習字」が定番でありました。
「習字」というのは、「字」を美しく正しく書くための練習です。
学生のみなさんはこれから受験の願書や、卒業してからも履歴書など、大事なときに「字を書く」ことがあります。
美しい字を書けるという事は、ある意味、相手に良い印象をあたえるという事でもあります。
「書道」について興味がありますか?
「習字」は字を美しく書くことが目標でありますが、「書道」には芸術的な要素が含まれてきます。
ただ美しい字を書くだけではなく、正しい姿勢や集中力を養いながら、作品を作り上げていくという「心」と「技」が必要になります。
「楷書」「行書」「草書」「隷書」「篆書」のほかにも、日本特有の文化である「かな」を使って、一つの作品をつくる...それが「書道」です。
筆はもちろん、墨や紙を多様にもちいて作る作品は、一種の絵画のようなものでもあります。
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